カリキュラム

授業の半分以上は実験・実習や卒業研究です。
生産情報の授受に用いられる図面の読解力及び作図能力が生産現場では必須であり重要視されています。企業の要望に基づいて、製図に関する能力の向上を図り、機械図面に関して高い実践的能力を修得させるため、製図、CAD・CAM実習に多くの時間をかけていることも特徴です。(1年次授業の約2割が製図関連、2年次授業の約2割がCAD・CAM実習となります)




区分別 分野別

主な履修科目

科目名 機械材料
内容  機械を設計するときには、材料の持つ物理的・機械的特性を把握し最適な材料を選定する必要があります。 ここでは、金属材料を中心に工業材料の成分や特徴などの基礎知識を修得します。
基礎分野 化学 物理
科目名 材料力学T・U
内容  材料力学は、機械工学における重要な基礎分野です。機械を設計するときには、部品にどのくらいの力が加わると変形するのか、また破壊されてしまうのか計算しなければなりません。 機械設計への応用ができるように、演習問題を多く取り入れて学習します。また、2年次に行うCAD実習のなかで実施するCAEによる構造解析に必要な基礎知識を習得します。
基礎分野 物理(力学) 数学(解析学・関数・微分積分)
科目名 基礎製図
内容  機械図面を描くためには日本工業規格(JIS)を知らなければなりません。そのために必要な製図の規格を理解し、生産に直結した製図法の基礎を学びます。実習には2次元CADを用いて作図方法を修得します。
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基礎分野 数学(図形・三角比) 空間認識 立体の把握(立体から展開図へ)
科目名 シーケンス制御
内容  生産システムの自動化、省力化には、現在、PLC(プログラマブルコントローラ)やリレー、空圧機器が多く用いられています。これらを機器を用いて、機器の動作を順番に制御していくことをシーケンス制御といいます。各種制御機器の動作原理を知り、 シーケンス図が理解でき、システムを構築できるようにするための知識を身に付けます。
基礎分野 物理(電気) 物事を順序ごと、系統的に整理する能力
科目名 機械工学基礎実験
機械工学実験T・U
内容  材料力学、機械力学、熱力学等の基礎実験を通じて、 機械工学系技術者に必要とされる力学に関する実践的基礎知識を修得します。
基礎分野 物理(力学・電気) 化学(熱)
科目名 機械加工実習T・U
内容  普通旋盤、フライス盤を含めた各種汎用工作機械による金属加工方法ならびに手仕上げ加工について、 具体的な部品の製作を通じ基本技術・技能を修得します。
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基礎分野 物理(力学・円運動) 数学(図形) 円の円周と直径・半径との関係
科目名 数値制御加工実習T・U
内容  現在、多くの部品工場で数値制御工作機械が使われています。実習では、NC旋盤・マシニングセンタ・ワイヤ放電加工機のプログラミングから加工まで一連の流れ実際に行い、学生一人一人が各数値制御工作機械が操作できるようにします。
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基礎分野 数学(図形・三角関数・幾何学) 物理(力学・円運動)
科目名 CAD実習T・U
CAM実習
内容  CAD実習Tでは3D-CA・cの基本操作を習得します。CAD実習Uでは、疑似的にPLCを使った商品の開発を行い、企画→立案→設計→部品加工→組立て→動作検証→プレゼンテーションを行います。商品開発で必要な部品はCAMを用いて数値制御工作機械で製作します。
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基礎分野 数学(図形・三角比) 空間認識 立体の把握
科目名 卒業研究
内容  各担当教員のもとで1人1研究テーマで卒業研究を行います。9月下旬には卒業研究中間発表会、2月下旬には卒業研究発表会を開催し研究成果を発表します。大きな成果が得られた研究は、学会や研究会で発表することもあります。
基礎分野 数学 物理 本校で学んだあらゆる知識・技術