太田隆博（Takahiro Ota）

太田隆博　（Takahiro Ota）

教授　博士(工学)(電気通信大学)

自己紹介

ソフトウェアの性能を数学を使って理論的に解析して，性能評価を行い，新しい性能のよいアルゴリズムを開発することなどを研究として行っています．研究室では，学生がそれらに関することを行ったり，マイクロマウスと呼ばれる自律型ロボットを作ったりしています．気分転換に，小さなところも含めて美術館や博物館をみたり，いろいろな街を歩いて散策しています．

趣味

海釣り，美術館・博物館めぐりなど

専門分野

情報理論，アルゴリズム・データ構造，生体信号処理

担当授業

情報数学，情報理論，計算機工学，ソフトウェア工学基本実習，データ通信実習，安全衛生工学ほか

これまでに指導した主な卒業研究テーマ

省メモリ・リアルタイムな心電図可逆圧縮・不整脈検出システム
高速な反辞書構築アルゴリズムの開発
Webブラウザを用いた遠隔監視システム
電子透かしシステム
視覚復号型秘密分散画像作成システム
競技用自律型ロボット(マイクロマウス・ライントレース・ビンゴロボットほか）の開発
物理シミュレータを用いた二足歩行ロボットの歩行アルゴリズムの検討
小型振動モータを利用した臨場感を高めるイスの開発

略歴

1993年: 電気通信大学電気通信学部卒業
2007年: 電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程短縮修了
1993年: 長野県職員
1997年: 長野県工科短期大学校電子技術科講師
2009年: 同科准教授
2012年: 情報技術科准教授
2019年: 情報技術科教授(現職)

所属学会

電子情報通信学会，情報処理学会，実践教育訓練研究協会

主要著書、論文

On-Line Electrocardiogram Lossless Compression Using Antidictionary Codes for a Finite Alphabet, IEICE Trans. on Information and Systems, vol. E93-D, no. 12, pp. 3384-3391(2010).
Real-Time and Memory-Efficient Arrhythmia Detection in ECG Monitors Using Antidictionary Coding, IEICE Trans. on Fundamentals, vol. E96-A, no. 12, pp. 2543-2550(2013).
Dynamic Construction of an Antidictionary with Linear Complexity, Theoretical Computer Science, vol. 526, pp. 108-119(2014).
On a Two-Dimensional Antidictionary Construction Using SuffixTries, Proc. of 2015 IEEE Int’l Symp. on Inform. Theory(ISIT2015), Hong Kong, RPC, pp.2974-2978(2015).
On a Two-Dimensional Antidictionary Automaton for a Toric Surface, Proc. of ISITA2016, Monterey, CA, USA, pp.71-75(2016).
Two-Dimensional Source Coding by Means of Subblock Enumeration, Proc. of 2017 IEEE Int’l Symp. on Inform. Theory(ISIT2017), Aachen, Germany, pp.311-315(2017).
A Compact Tree Representation of an Antidictionary, IEICE Trans. on Fundamentals, vol. E100-A, no. 9, pp. 1973-1984(2017).
Compression by Substring Enumeration with a Finite Alphabet Using Sorting , Proc. of ISITA2018, Singapore, pp.587-591(2018).
A Universal Two-Dimensional Source Coding by Means of Subblock Enumeration , IEICE Trans. on Fundamentals, vol. E102-A, no. 2, pp. 440-449(2019).
その他の論文などはリンク先参照

その他

(表彰)

情報理論とその応用学会奨励賞(2006).

(学会役員)

実践教育訓練研究協会EMC分科会幹事(2001-2006).
工学・技術基礎教育支援連携協議会委員(2007-2010).
情報理論とその応用学会企画幹事(2010)
SIS(信州産学官連携機構) ナノテク・材料・IT分野 IT・ET人材育成研究会委員 (2009-2015).
実践教育訓練研究協会電気・電子・情報系幹事(2011-).
電子情報通信学会情報理論研究会専門委員(2015-2017).
第40回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2017)実行委員会委員(2016-2017).
電子情報通信学会情報理論研究会幹事(2018-).

(特許)

概周期性を持つデジタルデータに対する異常信号検出システムの初期設定の自動化方法および装置(特願2011-182227, 特許第5803006号).

(外部資金)

科学研究費補助金（研究分担者）2012 – 2015, ２次元パターン反辞書法に基づく高解像度ＭＰＥＧ圧縮映像に適したシーン検出, 基盤研究(C).
科学研究費補助金（研究分担者）2017 – 2019, 反辞書確率モデルを用いた心電図異常波形検知のための理論とシステム実装, 基盤研究(C) 17K00400.
科学研究費補助金（研究代表者）2017 – 2019, 2次元反辞書を用いたセンサネットワークにおけるノードの配置支援, 基盤研究(C) 17K00147.
科学研究費補助金（研究分担者）2019 – 2021, DNAストレージに適した符号化方式の離散数学的検討, 基盤研究(C) 19K11833.

太田 隆博 （Takahiro Ota）

教授 博士(工学)(電気通信大学)